甘ギャルを口説き落とせ!

〜こんなカワイイ甘ギャルがwwwww 俺にwwwwwwww 落とせるはずがないwwwww〜

七瀬

甘ギャルを口説き落とせ!
〜こんなカワイイ甘ギャルがwwwww 俺にwwwwwwww落とせるはずがないwwwww〜

美術系の学園に入学した俺。学園生活を送っていくうちに出逢ったのはちょっと生意気な甘ギャルの後輩の女の子だった。なんだか街中でも出会うことが多いし、ひょっとして俺に気があるんじゃ?

なんて、美少女ゲームじゃないんだからそんなことないか。

——そういえば、あの日に出会ったんだよな。

「先輩に指定された教室は......っと。ここか」
俺は先輩の紹介で制服カタログの撮影アシスタントをすることになっていた。撮影用の機材を動かす仕事だ。俺は指定された空き教室に足を踏み入れた。——しかし、

「・・・え、誰?」俺が先輩から指定された教室に入ると、先客が居た。下着姿の女の子だ。着替えている最中らしい。

どうする?

七瀬

「ちょっと何見てるんですか!」
撮影のモデルの女の子だったらしい。デリカシーがないとその後めちゃくちゃ怒られた。

「ダメ!今急いで出たら......」
撮影のモデルの女の子は、外に人がいるから"何かあった"風に見られるのが嫌らしい。そのまま少し話をしてなぜかちょっとだけ仲良くなった。

七瀬

「良いけど、いや良くは無いけど。扉、早く閉めてくれません?」
撮影のモデルの女の子に注意された。その後平然を装いながら廊下を歩いた。

俺は先輩の紹介で制服カタログの撮影アシスタントをしていた。指定された教室に入ると着替え中の女の子が居て、俺は彼女の下着姿を見てしまった。非常に気まずい。

「このシャツ、普通にブラ透けるんですけど、それで良いんですか、コレ。撮影用?」
外部モデルの女の子は俺に学校のシャツの確認をして欲しいらしい。

どうする?

七瀬

「撮影の関係者なら責任を持って答えてください。まぁ、気持ちはわかりますけど」
モデルの女の子からちょっと怒られた。だって、その、透けてるんだろ?

「あ、それ違うシャツだと思う。ええと、うちの女子のシャツは……こっちのケースに入ってる方」
これは撮影会、シャツの選定も仕事だと思って気を引き締めて案内した。

七瀬

「ちょ......流石に触るのはNGです。何考えてるんですか」
モデルの女の子の好感度が大きく下がったらしい。

俺は先輩の紹介で制服カタログの撮影アシスタントになっていた。指定された教室に行くと着替え中の女の子が居て、一悶着あった後、俺は彼女を撮影場所に案内している。ただ、やっぱり申し訳ないことをしたと思う。

七瀬

「いや、見られたのこっちなのに、何でそっちがいつまでも辛気くさい顔してんですか。普通逆でしょ」

なんて答える?

七瀬

「じゃ、貸しにしといたげますんで、今度ちゃーんと返して貰うって事で。覚えといて下さいね?」モデルの女の子は笑いながら俺の肩をぽんぽんと叩いた。

七瀬

「そういう冗談を言えるなら大丈夫ですね。心配して損しました」モデルの女の子は少し笑った。

七瀬

「事故みたいなもんに責任ー?まあ。見られてどうでもいいとは言いませんけど。でも取らなくて良いです」
モデルの女の子は怪訝そうな顔をした。でも、女の子は自分を大事にするべきだぞ。

「そういやこの辺だったっけか」後日、制服のカタログ撮影で使っていた場所でカメラを構えてみる。そう言えばあの時のモデルの女の子——七瀬は元気だろうか。

七瀬

「なーに撮ってるんですか?」
カメラの眼前に突然七瀬が現れた。俺は思わず——

どうする?

七瀬

「えっ、ここで撮ってくるんですか?」
カメラレンズの向こうにいた七瀬のドアップ写真を撮ってしまった。この写真は大事にしよう。見学に来ていた七瀬と仲良く話せた。

七瀬

「ちょっと反応ぐらいしてくださいよー」
と七瀬はむくれてどこかに行ってしまった。入学前なのになんで居るのか聞けばよかったな。

七瀬

「いや、随分集中してるなーと思ってつい。あと、何撮ってたのかなーって——」
俺がカメラをむけていた方に特に何があるわけでもないが、七瀬とは他愛もない話をしてわかれた。見学に来ていた七瀬とかなり仲良く話せた。

七瀬

「あれ、もしかしなくても先輩?どしたんですか、こんな時間に」
何となく駅前にやってきた夜、撮影の時に会ったモデルの子——七瀬とばったり道端で遭遇した。

七瀬

もう遅い時間なのに年下の女の子が一人でふらふらと歩くのは危ないだろう。

どうする?

七瀬

「まあまあ。わたしも今日はいいかげん帰るんで、そういう面倒なお節介とかお説教とか無しで」
俺も好きで注意とかしたいわけじゃないし、まぁいいか。

七瀬

「しょうがないな……」
七瀬が時間を潰せるように、かつ話が聞けるように俺は喫茶店で珈琲を奢ることにした。少しだけ七瀬との距離が縮まった。

七瀬

「大丈夫です、暗いトコとか人通り多いトコはあんまり行かないようにしてるんで」
そう言って彼女は夜の暗がりに消えて言った。何か気に障ることを言っただろうか?

七瀬

夜道でモデルの女の子——七瀬に会ったので危ないと思い保護(=喫茶店でお茶)した。少し懐かれてしまったらしい。会話もこんな調子だ。

七瀬

「今度もまた、わたしに美味しいケーキを食べさせてくれるっていう事ですか? 悪いですねー♪」

なんて返す?

七瀬

「そこは調子乗るなって言って良いとこですよ?」
七瀬はそう言うが、未来の後輩が時間潰すのがヘタなようだから付き合ってやっても良いかなと思う俺だった。

七瀬

「わたしお金あんま持って無いんでちょっと無理ですねー」
七瀬はまだ受験生で自由に使えるお金がないらしい。失敗だったか?

七瀬

「あたしが可愛いからかな?先輩がチョロくて助かるなー」
七瀬がちょっと調子に乗ってきた。流石に言い過ぎたか?

七瀬

週末の夜、駅前まで足を伸ばしたら七瀬が飲み物片手にぼーっとしていた。
「あ。どうも。こんばんわでーす」

七瀬

「可哀想な未来の後輩の暇つぶしに付き合ってくれたりとかしません?」

どうする?

七瀬

「んー♪ なにこれ、シロップうまぁー。……え、何これ、ちょっと辛くて、ほんと美味しいんですけど」
喫茶店の限定かき氷に感動した七瀬といろいろ話せた。なんだか放っておけないな。

七瀬

(俺の本当に俺の好きな曲は昭和ソングだが黙っておこう)
空気を読んで一つ大人になった。

七瀬

「何で先輩がそんな気にしてるんですか?別にカノジョでもなんでもないんだから、ほっといても良いと思うんですけど」
確かに、七瀬の言う通り責任の取れない心配はお節介だ。

七瀬

少し仲良くなった七瀬と二人で屋内プールに行くことになった。「いっこだけお願い聞いて欲しいなー♪」と言う七瀬。何気ない様子で言ってるけれど......?

七瀬

「えっと。スマホで撮るだけで良いんで、カレシのふりしてくれると助かるなーって」

どうする?

「あはははは、何言っちゃってるんですか」
冗談だと思われてしまったらしい。それでもプールで遊びながら何度かこうして七瀬と"恋人っぽい距離の写真"を撮った。

「じゃ、無理に笑わなくても良いんで、ちゃんとカメラの方見てくださいねー」
七瀬はにこにこと笑ったままシャッターを切った。腕の辺りに割と大きい七瀬の胸が押しつけられてドキドキした。

七瀬

「えー? いやいや、何か女子の扱いに慣れてるし、さらっとこなしてくれてもいいんですよ」
七瀬は少し意外そうな反応をしたが、断った俺に遠慮したのか結局写真は撮らなかった。

七瀬

連絡先を交換した七瀬と映画を見にいくことになったが、見に行った映画がまさかのB級だった。映画館でぐだぐだした展開を七瀬と二人で観ている。

七瀬

何度か急にサービスシーンが入ってくることもあるのだが......際どいサービスシーンの最中なのに、七瀬がやたらとこちらを見てくる。

どうする?

七瀬

目を逸らされた。気まずくてこちらを見ていたわけではなかったのだろうか?

七瀬

手を握ろうとしたが、七瀬の手が遠かったので諦めた。どうしたらよかったんだ。

七瀬

ー映画が終わった後
「ああいうシーンなのに『え、何で今?』って顔してたの、ちょっと笑いました」
七瀬の好感度は下がらなかったらしい。って、なんで俺のそんなとこ見てんだ。

文化祭1日目。来年入学してくる七瀬が友達と一緒に文化祭の様子を見に来るらしい。案内をするために同級生に出し物のシフトを代わってもらうと、出し物の宣伝をしろとゴシックドレスを着せられた。

七瀬

七瀬達との待ち合わせ場所に行くと案の定、めちゃくちゃ笑われた。七瀬が遠慮無く笑うせいで周りの視線も集まってくる。

どうする?

七瀬

「ホントですね。割と生地しっかりしてます。あんまコスプレっぽくないというか」
七瀬が出し物に興味を持ってくれたようだ。男心としては複雑だけど......?

莉子

「マジでこの人が話してたセンパイ……?」
と七瀬の友達にドン引きされてしまった。なんてことだ。

七瀬

「断れなかったって……! そこは断っても良いと思うんですよ、あはははははは。やば、お腹痛い……っ」
七瀬のツボに入ったようだった。まぁ、これはこれでいいか。

文化祭1日目。来年入学してくる七瀬が友達を連れて文化祭の様子を見に来た。俺はクラスの出し物の宣伝用にゴシックドレスを着ている。どうも女装の俺と同級生のイケメンとのツーショット写真を撮るとかそういう話になっている。

七瀬

「あ、写真撮ったらわたしにもくれません?とてもとても大事にしますから」

なんて答える?

莉子

「別にあたしもそんな欲しく無いケド……」他の後輩にも同意されてしまった。それはそれでなんだか釈然としない気持ちになっている。

郁枝

「それは頑張る理由が増えますね」と未来の後輩たちにもそこそこ好評だった。まぁ、欲しがる理由は全くわからないが。

七瀬

「興味本位、ってことで今は良いじゃないですか」七瀬からは言いようのない興味のような、にじみ出るものを感じた。

七瀬 郁枝 莉子

文化祭1日目。来年入学してくる七瀬が友達を連れて文化祭の様子を見に来た。いくつかの出展を巡った後、俺たちは食堂の休憩スペースで感想を言い合っていた。

七瀬

ただ、七瀬は少しだけ冷めているようにも感じる。じっと見ているのがバレて七瀬がこう言ってきた。
「ん? なんですか、わたしの事じっと見て。年下美少女の七瀬ちゃん鑑賞タイムですか?」

まずい……どうする?

七瀬

「まぁ、先輩と二人で居る時とは違いますね」
ウソをつかない程度の誤魔化し方をしてしまった。けど、空気を壊さないためにはこれでよかったんだよ、な?

七瀬 郁枝 莉子

一瞬、空気が固まってしまった。しまった、ストレートに聞き過ぎたと思ったときにはもう遅かった。

七瀬

「先輩ちょろ過ぎー」七瀬は笑っていたが、本当に聞きたいことは聞けなかった。七瀬は何を思っているんだろう。

七瀬

文化祭2日目、休憩時間をもらった俺の前に七瀬が1人でやってきた

七瀬

七瀬が座ってる俺の頬を両手でぐにぐにしてくる。

どうする?

七瀬

「私と先輩の仲じゃないですか〜」
七瀬はそう言ったが少し寂しそうだった。

七瀬

「顔ほぐしてあげてるんですよ?表情筋、固まってるとこありますしー」
七瀬は悪びれる様子すらないので、しばらくそのままにしておいた。ちょっと良い雰囲気だな。

七瀬

「ひゃっ、やり返されるとは思いませんでした。やっぱりそう言うところ慣れてるんですね」
しまった。七瀬に変な誤解をされたらしい。

七瀬

文化祭2日目、七瀬と2人で展示を見て回ることになった。昨日は後輩たちを案内したので、俺の行きたいトコに行って良いという話なのだが......。

七瀬

俺の顔を見て、なんでか楽しそうにしてる七瀬が遠慮無く腕を組んで来る。

どうする?

七瀬

「えー、ダメですか? 文化祭ですし、これくらいしてた方が、不自然じゃないと思いますけど」
七瀬に押し切られ、なんだかんだで恋人みたいに歩いてしまった。

七瀬

「さぁ、一緒に周りましょう!」
とご機嫌な七瀬。ここでダメといって離れる理由も浮かばないというか、七瀬が満足ならそれでも良いかと諦めた。

七瀬

「あ......嫌でした?」
流石に知り合いに会ったり、誰かに何か言われたりすると七瀬に嫌な思いをさせてしまうだろうから、俺は断腸の思いで七瀬を振り解いた。

七瀬

文化祭3日目、七瀬から呼び出された俺は校庭で七瀬と話をしていた。

七瀬

七瀬は、夕暮れのせいだけじゃなくて、どこか物憂げな様子だった。

どうする?

七瀬

「別にそういうのじゃないですけど。はー、ダメだなー。自分から会いに来ておいて心配かけてて、面倒な女そのものですよね、わたし」
七瀬を自己嫌悪に陥らせてしまったらしい。他にもっとうまい言い方できただろ......俺......。

七瀬

——七瀬と少し深い話をした。学校のこと、将来のこと、才能のこと。去り際の七瀬の顔は、さっき俺の所に来たばかりの時に比べて、随分柔らかくなっていた。多少は七瀬の気が晴れたみたいで、ほっとした。

七瀬

俺はしょぼくれた顔の七瀬を置いて文化祭の後夜祭を楽しんだ。途中、七瀬のことが気になって七瀬と話をした校庭を振り返ったが、七瀬はもういなかった。

時は過ぎ、4月。後輩の七瀬が学園に入学してきた。入学式の日の後、「ちょっと、良いですか?」と七瀬が落ち着きがないそわそわした様子で俺に話しかけてくる。

「いや、えっとですね。ちゃんと入学出来たんで、話しておきたい事がありまして。そのですね。わたしと——」

どうする?

杏

「おー、後輩。こんなトコにいたのか——」七瀬との良い感じの時間は突然現れた美人の先輩に阻まれてしまった! まぁ、良いか。

杏

「おー、後輩。こんなトコにいたのか——」七瀬との良い感じの時間は突然現れた美人の先輩に阻まれてしまった! 七瀬は何が言いたかったんだろう。

杏

「おー、後輩。こんなトコにいたのか——」七瀬との良い感じの時間は突然現れた美人の先輩に阻まれてしまった! 俺は......何も言えなかった。

杏 七瀬

時は過ぎ、4月。後輩の七瀬が学園に入学してきた。しかし、俺が可愛い女の先輩と仲良く話をしているのを見て、七瀬から謎のプレッシャーが発される。

「こんな可愛い彼女さんがいらっしゃったんですか?」

どうする?

七瀬

「そ、そんなわけないじゃないですか!何言ってるんですか!」
動揺する七瀬に普段とは違うやり返してやった充実感が味わえて、個人的にはこういうのも良いなと思った。

「ああ、ふーん」
七瀬の目が細くなって、俺をさげすむような顔をする。勘違いされてる......よな? でも、それを聞くってことは?

杏 七瀬

「えっ!?!?」
七瀬と女の先輩の両方から驚いたように目を向けられた。もちろん冗談に決まっているのだが、冗談に聞こえなかったかも?

時は過ぎ、4月。後輩の七瀬が学園に入学してきた。今は俺の作業室仲間と一緒に喫茶店に来ている。

七瀬 郁枝 莉子

とはいえ、七瀬からは昨年の秋から急に連絡がなかったので、正直心配していた。

なんて切り出す?

七瀬

「この人はホント、人の気も知らないで——」
この半年が余程大変だったのか、七瀬がじゃれあいの線を越えた顔をする。この言い方は不味かったか?

七瀬

「……それは、まあ。ろくに連絡もしなかったのは、こっちですけど」
七瀬が少ししょげているようだ。俺も受験生相手だからと思って自分からは連絡しなかったけれど。もしかしてこれは寂しがっていたのか?

七瀬

「——それじゃあ『先輩』。これから、"先輩後輩として"よろしくお願いしますね?」
毎日という部分はスルーしたらしい。七瀬の明らかに作った笑顔に押し切られ、俺はその圧の意味も分からず、頷くのだった。

七瀬 郁枝 莉子

放課後、作業部屋に来て準備をしていると1年生達がやってきた。

七瀬 郁枝 莉子

いつもと七瀬の様子が違うように見える。この違和感は......なんだ?

どうする?

七瀬 郁枝 莉子

「え、あ。え、あ、ああ。分かります……?」
七瀬がちょっと照れているようだ。なんだか後輩達も(よく気がついたよね)と話していた。七瀬はいつもおしゃれに気を遣ってるからな。

七瀬 郁枝 莉子

「違いますけど」
七瀬から冷たい目線を食らった。しまった。違ったらしい。

七瀬 郁枝 莉子

「............。」
七瀬だけでなく、後輩たちから冷たい目線を食らった。好感度が下がった音がする。

七瀬

グループのみんなと、七瀬の友達のバイト先でドーナッツを食べに来ていた。

七瀬

ちょうど写真に映えそうなスポットがあったので、みんなで写真を撮ろうかという話をしている。

どうする?

七瀬

「一緒に写真も撮ってくれないんですねー。悲しいなー」
七瀬が断りずらい言い方をしてきたので、結局一緒に写真を撮った。

七瀬

「えっ、そんなこと今ここで言います?」
七瀬が少し驚いたものの満更でもないような表情をしている。

七瀬

「・・・ちょっと冗談にしては寒いかなって感じがします」
グループのみんなから少し引かれたらしい。ちょっと願望を表に出し過ぎたかな。

七瀬 杏

後輩達を連れて喫茶店に行くと、喫茶店の制服が気になるのか好みの女性の話になった。

七瀬

「先輩もやっぱああいう、小柄で胸大きい女の子好きなんですか?」
七瀬が俺をからかって楽しみたい、という顔でそんな事を言う。

どうする?

七瀬

「それを笑顔で言う時点で、先輩には自重が足りて無いんですよねえ……」
聞いたのは七瀬だと思うのだが、扱いが解せぬ。

七瀬

「先輩女の子の好みとかないんですか?」
七瀬がやたらと聞いてくるが、俺のタイプは正直七瀬なのでなんとも言えない。

七瀬

「……先輩、うっすい言葉をぺらぺら並べられたって嬉しくないですよ」
口ではそんなことを言いながら少しだけ嬉しそうな様子に見えるのは俺だけだろうか。

七瀬

グループで夏の旅行に行くことになった。旅行中、みんなでビーチバレーをすることになったのだが、女性陣に1人だけ男という状況はいかがなものか。

十和子

ボールが風であおられて、俺の方に来てる。友達が近くで砂に足を取られて倒れそうになっていて、思わず——

どうする?

十和子 七瀬

「ごめん、大丈夫?」
友達が転ぶのを助けたが、その際に思いっきり胸を掴んでしまった。周囲からの視線が痛かった。

十和子 七瀬

「ああ、びっくりした……あれ、先輩?せんぱーい?」
俺は砂に足を取られて思いっきり顔面からこけた。友達もおもいっきり転けたようだ。

「わ、わわ、ちょっと……きゃあっ!?」
七瀬の太ももに飛び込んでしまった。大変なことに......なってしまった。

七瀬

グループで夏の旅行に行くことになった。「ちょっとゲームをやろうと思ったんですけど、先輩にも付き合って貰いたくて」と七瀬が提案してきたのは俺の聞いたことない"愛してるゲーム"というものだった。

七瀬

「そんなに身構えなくても良いですよ。ルールは簡単で『愛してる』って言われて、照れたら負けです、反撃は自由です」愛してるゲーム、ね。

どうする?

七瀬

「はい勝ちー。勝負になりませんでしたね?」そう言って七瀬は、にやりと笑うのだった。

七瀬

「え・・・//」自分から仕掛けてきたゲームにも関わらず七瀬は耳まで真っ赤にしてうつむいた。どうやら俺の勝ちのようだな。

七瀬

「はあ。そういう人ですよね——だから、愛してますよ」

七瀬 郁枝 莉子

グループで夏の旅行に行くことになった。後輩たちが砂浜で遊んでいる中に話しかけにいく。「四股かけてるウワサの先輩?」後輩たちによると、俺に女子の友達が多いせいで4股をかけている噂があるらしい。

七瀬

「じゃあもし疑われたら、わたしの事を彼女だからって言っても良いですよ?」
七瀬はいつもの俺をからかう時の態度でそんな事を言うのだった。

どうする?

七瀬 郁枝 莉子

「先輩には面倒見てもらってますから、任せてください」
なぜか七瀬が早口でそう言った。そんないざという時は来ないだろうが、気を使ってくれるのが嬉しかった。

七瀬 郁枝 莉子

「あー、まあ、ほら。色々と面倒見て貰ってますし、その位は良いかなーってレベルの話なんですけど——」
何故か早口になる七瀬を、後輩達がにこにこと笑顔で見守っていた。

七瀬 郁枝 莉子

「先輩、そういうところちょっと真面目っていうか、頭カタいですよねー」
七瀬にはそう言われたが、偽の彼女にしてしまうと、本当に付き合うタイミングになったときに困ったり変な感じになったりするのは嫌だった。

七瀬

夏の旅行も最終日。別荘の忘れ物チェックをしていたら七瀬が絡んできた。

七瀬

「——それじゃ最後に一緒に、お風呂入ります?」
この旅行中に慣れたのか、七瀬も心臓に悪い発言をすることがある。

どうする?

七瀬

「んー、そこでさらっとそういう返事になるの、結構図太くなりましたね」
毎日水着の女子と一緒にいたら慣れもするし、この旅行中に七瀬にはこういう冗談ばかり言われている気がする。

七瀬

「確かに合意だったら問題ないですね」
冗談だとはわかっている。わかっているのだが、どうも都合よくおちょくられがちだから、たまにはのってやった。

七瀬

「さらっとスルーしますね」
俺が本気にしたらどうするんだ、と思いながらその場を後にした。全く、心臓に悪い。

「ちょっと七瀬達の様子見て来ます」
夏の旅行の最終日、俺は気になっていた後輩達の様子を見に行くことにした。

七瀬 郁枝 莉子

「……帰り支度終わってないじゃないか」
俺が見たのは、七瀬以外は帰り支度が終わっていない荷物の散らかった状態だった。

どうする?

郁枝 莉子

とは言ったものの、女の子の荷物に勝手に触るのは憚られた。特に俺にできることはなかったので後輩達の話し相手になった。

七瀬

俺は荷造りが終わった七瀬と話しながら別荘を見て回った。

七瀬 郁枝 莉子

俺は七瀬のことが気になっているような気がしていたが、この3人はなんだかんだで抜けた所があるから心配になってるだけかもしれない。

純子

「やっぱり後輩の子達が心配?」
夏の旅行の最終日、先輩とそんな話をしていた。

純子

「ふふ。先輩として、後輩の事を気にかけてあげるのは良い事だと思うけれども。そんなに頑張らなくても良いのよ」先輩の言うことは最もだ。だけど......

なんて答える?

純子

「自分の都合で優しくするのはいいけれど、相手がお礼をしたいと言ったら、きちんと受け取ってあげないとダメよ」
先輩からのアドバイスは意味深だった。お礼をしたい......か。

純子

「最後の最後にそういう発言が聞けるとは思わなかったわ。そいうの、ないか隠してると思ったもの」
先輩は少し驚いたようだったが、なぜか喜んでいるようにも見えた。

純子

「下心でも良いと思うわ。可愛い年下の女の子と仲良くなりたい。あわよくば、と思うのはそんなにいけない事?」
逆に諭されてしまった。この思いに正直になっても良いのだろうか。

「今ちょっと時間あります?」バイト終わりに七瀬からメッセが来ていた。

最近無くなっていたけれど、夜にふらつく時の七瀬の合図みたいなメッセージだった。

なんて返す?

七瀬

「あ、先輩……すみません、こんな時間に」七瀬は去年、夜の駅前で会った時よりも不安になる"すり減ってる"雰囲気があった。本当に来てよかった。七瀬を支えたい。俺は七瀬と——

「バイトだったんですよね。疲れてるならいいですよ」七瀬からメッセージが返ってきた。七瀬のことは気になるが、バイト終わりで疲れている。無理な時は無理って言う約束だったから明日話そう。だって俺は七瀬と——

「こんな時間にすみませんでした」七瀬からのメッセージは淡々としていて、そこから感情を読みとることはできなかった。きっと七瀬は家庭のことで疲れているのだろう。けれど、ふらつくことは解決にはならないから、きっとこれは七瀬にとって合理的なアドバイスだ。だから俺は——

七瀬

バイト終わりに七瀬から呼び出された。「七瀬——」声をかけると、はっと七瀬が顔を上げる。去年、夜の駅前で会った時よりも不安になる"すり減ってる"雰囲気があった。

七瀬

「……何で、そんな優しくしてくれるんですか」

なんて答える?

七瀬

「好きだ。俺の彼女になって欲しい」勢いに任せて口にしてしまった。七瀬の抱えている悩みも、不安も全部俺に受け止めさせて欲しい。だから俺は七瀬と——

七瀬

「自分が怖くて連絡取って無かった癖に、1人でいるのがキツかった。ああいう、どうにもならなさは良く知ってる」だから、七瀬が一人でいる時に、力になりたいと思った。だから、俺は七瀬と——

七瀬

「……恥ずかしい所を見せました。忘れ——ああいや。もう、いいです」そう言うと七瀬は俺を置いてどこかに行ってしまった。俺は七瀬の特別になりたかったけど、そういうのを表に出すのは難しくて。ヘタな言い方しかできない男だった。だけど、俺は七瀬と——

七瀬

夜、七瀬に呼び出された俺は話を聞いていた。家庭のことや学歴のことなど、七瀬には抱えているものが多くある。

七瀬

「どうせ朝まで付き合うなら、先輩の所に泊めてくれてもいいですよ?」そんな中でも七瀬からのこの提案には驚いた。

なんて答える?

七瀬

いくらなんでもそんなことはしないが、あまりにも無防備すぎると思う。俺じゃなかったら勘違いしていただろう。でも、もし機会があるなら、俺は七瀬と——

七瀬

俺は流石に異性として見られていないのかと不安になった。俺だって男なんだから、いろいろ、まずいことだってあるだろう。それに、俺は七瀬を——

七瀬

俺は親に外泊する連絡をすることを条件に七瀬を家に泊めることにした。親と喧嘩している七瀬にとっては嫌なことだろうけれど、先輩としてケジメはちゃんとつけさせないといけない。そう、ケジメ。俺も七瀬と——

(楽しかったり、振り回されたりしたあの思い出。あの思い出があったから今の関係性なんだよな)

七瀬と付き合えました!

惜しい!

まだまだ!

全然遠いよ!

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